DLL(ダイナミックリンクライブラリー)とは?
(DNN-Biginner No.0007より一部改変し転記)

 Windowsを再セットアップしたり、各種周辺機器の設定などをしたことのある方は、結構目にする機会が多い、DLL。Windowsでは、非常に大切なファイル。
DLL:Dynamic Linking Library(ダイナミック・リンキング・ライブラリ)の略です。

 アプリケーションがよく使うファイルで、各種アプリケーションで相互参照するようなファイルです。アプリケーション毎に重複するようなファイルは、このDLLと呼ばれるファイルとしてコンピュータに登録されます。

 各アプリケーション毎に、同じファイルを使用するにもかかわらず、別々に登録しておくのは効率が悪いため、相互に使用でき、尚かつ独立した形で登録されているのがこのファイルの特徴です。

 注意しなければならないのは、不要になったアプリケーションをアンインストールするとき、「○○○のDLLを削除しますか?」とメッセージが出たら、確信を持って問題ないと判断できるとき以外は、削除しない方が安全だということ。

 それは、万が一、コンピュータの判断やプログラム上のミスで不要なDLLとして削除を促すような表示がされたり、コンピュータウイルスの影響でDLLファイルの削除を促す表示がされる場合があるためです。DLLファイルは削除しなくても特に問題がない場合が多く、アプリケーションのアンインストール時に削除をしなくても問題はないのです。

 逆に、本当は使用するにもかかわらず、DLLファイルがないとなるとどうなるかというと、アプリケーションそのものが起動しないとか、正常の動作をしないといった障害が発生することがあります。また、コンピュータそのものも起動しないといった事例も多々ありますから、DLLファイルの管理及び削除の際には、非常に慎重になる必要があるわけです。

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