CD-R/RWドライブ使用中のエラー回避方法
(2002/05/24(金)配信 DNN-Expert No.0004より)

 CD-Rメディアへのデータ書き込みは、一連の処理を中断することなく、行わなければなりません。しかし、書き込み処理の最中に、CD-R/RWドライブに対してデータの転送がうまく行えなかったり、速度が遅くなったりすると、エラーが生じてしまいます。

 このエラーを、「バッファアンダーランエラー」と呼びます。
 現在販売されているCD-R/RWドライブは、このエラーに対処できる機能と性能を備えていることが多いのですが、数年前のドライブには、このような機能を備えていないものもあります。
 そのような場合には、まず、以下の対策をしてから、書き込み処理を行うと良いでしょう。

対策1:Windowsがインストールされているドライブの空き容量を、書き込み処理を行いたい
     データ容量の2倍は確保しましょう。

対策2:CD-R/RW用データ書き込みソフトのインストールされているドライブの空き容量を
     CD-Rメディア1枚分(最低650MB)は確保しましょう。

対策3:書き込み処理を行う際には、データ書き込み用ソフト以外のアプリケーションは、
     起動しないようにしましょう。また、常駐しているアプリケーションも一時的に終了
     させておくと良いでしょう。

対策4:インターネット接続は、切断しておきましょう。また、常時接続などの環境で、
     インターネット接続をしている場合も同様です。

対策5:LAN上にあるコンピュータで書き込み処理を行う場合には、一時的にLANから
     切り離しましょう。

対策6:スクリーンセーバー機能は、一時的に解除しておきましょう。

対策7:ファイル名に半角記号などが入っている場合には、リネーム処理をしておきましょう。
     命名規則に反する場合には、エラーとなります。

対策8:アンチウイルスソフトの設定で、ウイルス検知スケジュールが書き込み処理を
     行う際に実行されないようにしておきましょう。

対策9:書き込み速度を高速から低速へ変更してから書き込みを行ってみましょう。
     最低速でも書き込みに失敗する場合には、書き込み速度の問題ではなく、
     別に原因があることになります。

 CD-Rに書き込みに失敗したメディアは、再利用することが難しいので、書き込み失敗が連続するようでしたら、CD-RWメディアを使用して、処理を行ってみるのも一つの解決方法を導き出すことになるかもしれません。

 また、メディアも最近は、安価なものが出回っております。できれば、国内メーカー製のメディアまたは、オレンジブックと呼ばれる規格に基づいて製造されたものを使用すると良いでしょう。

 さらに、ドライブによって、メディアとの相性が問題で書き込み処理がうまく行えないという例もあります。

 最後に、CD-R/RWメディアへは、音楽データ、動画、画像など、さまざまなデータを書き込むことも可能ですが、著作権・肖像権など守らねばならない法令もありますので、くれぐれもこれらの権利侵害のないよう作業を行ってください。

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