フロッピーディスクが読みとれない
(2002/12/13(金)配信 DNN-Expert No.0016より)

 フロッピーディスクを使われる方、最近では減少してきていますが、皆さんは普段何となく使っていたフロッピーディスクが急に読みとれなくなったという事例に遭遇したことはないでしょうか?

 意外に、多い「フロッピーディスクの読みとりエラー」。これは、様々な原因が考えられるのですが、多くの場合、共通した作業の後、このエラーが生じるていることが確認されております。

 その共通した作業とは、
   「前日(直前)までは、普通に保存や読みとりができた」
   「フロッピードライブのアクセスランプが消えているかどうかを確認せずにイジェクトボタンを
   押し、フロッピーディスクを抜き取った」
   (アクセスランプが点灯していたかも知れない)

 フロッピーディスクは、ドライブにアクセス中にイジェクトボタンを押し、フロッピーディスクを取り出すと、データ書き込みが正常に行われず、「メディアディスクリプタ」(ブートセクタ)と呼ばれる「どの様なタイプのフロッピーかという情報を記録した部分」が破損してしまうことがあります。

 これが破損してしまうと、「フロッピーディスクの読みとりエラー」が生じ、結果として、データを読み取ることも書き込むこともできないという障害が発生するのです。

 こうなってしまうと、データを読み取る(復元)するのは、かなり厄介です。復元できる場合もありますし、できない場合もあります。この方法は、別の機会にご紹介するとして、対策を考えることにしましょう。

 障害を回避または、防止するには、イジェクトボタンを押すときには、アクセスランプが点灯していないかを確認してから、作業をすること。そして、フロッピーディスク内にデータを保存する場合には、ハードディスクやその他のメディアにバックアップ(複製)を行う癖をつける。フロッピーディスクは消耗品であるということを認識する。

これ以外にも、「フロッピーディスクの読みとりエラー」の原因はありますが今回は、ここまでです。

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